ショパン: ポーランドの歌による幻想曲他
ビレット(Pf) スタンコフスキー&スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団

華麗な響きから19世紀が聞こえてくる
チェルニー、フンメル、タールベルク、ヘンゼルトなどの例にも示されるように、19世紀前半は (ときにはオーケストラを伴う) ピアノ変奏曲、幻想曲 (内容は変奏曲) 類が「時代の顔」の一つで、もちろんショパンもその例に漏れていません。当盤では美しく華麗なショパンの「新進気鋭のピアニストぶり」を堪能することができ、近年の (ショパン以外の作曲家によるものも含め) こういった楽曲は皮相との無粋な評価を見直す動きにもピッタリの一枚といえるでしょう。ピアノ独奏のみで演奏されることの多い作品22も、このようにオリジナルのオーケストラ伴奏付きで演奏されると、楽曲の持つ「華」が一層際立ち、楽しい限りです。
帯より
Item Details
NAXOS
・発売日:1999/09/00
・JAN:0636943454121 (4945604545419)
・規格品番:8.554541
・組数:1枚組
Credit
イディル・ビレット:ピアノ
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団
ロベルト・スタンコフスキー:指揮
Track List
ショパン:
ポーランドの歌による幻想曲 イ長調 Op.13 (15:44)
01. Introduction: Largo non troppo 4:31
02. 民謡「すでに月は沈み」: Andantino 3:45
03. カロル・クルピニスキの主題: Allegretto 4:15
04. クヤヴィアク: Vivace 3:12
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 (14:17)
05. Allegro maestoso 4:47
06. Scherzo: Molto vivace 9:30
「お手をどうぞ」による変奏曲 (モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」による) 変ロ長調 Op.2 (18:16)
07. Introduction: Largo 5:20
08. Tema: Allegretto 1:33
09. Variation I: Brillante 0:59
10. Variation II: Veloce, ma accuratamente 1:02
11. Variation III: Sempre sostenuto 1:26
12. Variation IV: Con bravura 1:04
13. Variation V: Adagio – alla polacca 6:52
演奏会用ロンド「クラコヴィアク」へ長調 Op.14 (16:25)
14. Introduction: Andantino quasi allegretto 2:50
15. Rondo: Allegro non troppo 13:34
Total Playing Time: 65:03
録音: 1991年6月 スロヴァキア、コシツェ、芸術の家
Recorded at the House of Arts in Kosice, Slovakia, from 24th to 27th June, 1991